地図のアルプス社が再生法
地図のアルプス社が再生法
ネット普及で出版不振地図の「アトラス」シリーズを発行するアルプス社(名古屋市、井手健一郎社長)は10日、名古屋地裁に民事再生法の適用を申請、保全命令を受けた。民間調査会社の帝国データバンク名古屋支店によると、負債総額は約25億円。
カーナビやインターネットの普及を背景に、主力の地図出版や電子地図の売り上げが今年に入って関東を中心に落ち込んだほか、電子地図ソフトの開発費などがかさみ、資金繰りがつかなくなった。当面、営業は継続し、来春には各種の地図を新年度版に改訂する予定という。
アルプス社は1936(昭和11)年に創立。道路地図をはじめ各種の地図を出版、ピーク時には年間50万部以上を売り、2003年9月期の売上高は過去最高の約25億円となった。
http://www.chunichi.co.jp/00/detail/20041210/fls_____detail__065.shtml
ありゃ、MapInfo とかにも影響があるのかな?
民事再生法ということですが、電子地図ソフトの開発費が捻出できない、電子地図の売り上も悪いという記事を読むと、経営再建に向けて出版部門をリストラして、メインを電子地図に移行していけばよいという話ではすまそうです。
昨年は最高益なのに、今年の売り上げが悪いというだけで、簡単に再生法を適用してしまうんでしょうか?経済の知識はまるでないのでちょっと不思議です。
12/13追記
LAND HERE BLOGサンによると支援先はYahoo Japanだそうです。
Yahoo Japanは地図コンテンツが欲しいと思われるので、なんとなくMapInfoはいらないような気がする。